睡眠薬を使っていく

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睡眠障害には様々な症状があり、なかなか寝付けない入眠障害や、夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒、睡眠時間はしっかり確保できているのに疲れが取れない熟眠障害などが存在します。このような睡眠障害では、睡眠薬を使った薬物治療を行う場合もあります。近年の治療で使われている睡眠薬は、脳の神経の興奮を抑える効果があり、自然な眠りと近い仕組みで睡眠に導くのが特徴です。症状に合わせて使いわけることができ、入眠障害の場合は即効性が高く、ごく短時間のみ作用する睡眠薬を用います。睡眠薬は正しく用いれば安全性が高く、依存性が現れることもほとんどありません。そのためにも、医師の診察を受けて自分に合った薬を処方してもらうのが大切です。

睡眠薬は効果と安全性の高い薬の開発が続けられているのが特徴で、従来とは異なる新しい作用機序を持つ薬もあります。「ベルソムラ」は、脳内の神経伝達物質オレキシンと関係の深い睡眠薬です。オレキシンは覚醒と睡眠に影響を与える物質で、オレキシン受容体と結びつくことで覚醒を促します。「ベルソムラ」は、オレキシンが受容体と結びつくのを阻害する効果があり、覚醒が抑えられることで入眠障害や中途覚醒を防ぎます。血中濃度が最大になるのは約1時間半後で、効果は6時間から8時間程度持続します。従来の睡眠薬と比べ、依存性や筋弛緩作用が無いというメリットがあります。しかし、まだ新しく利用者が少ない薬のため、医師の指示を守って安全に服用しましょう。